倉庫業務を効率化する動画マニュアル作成ツール「tebiki現場教育」を展開する、現場改善ラボ編集部です。
倉庫や物流の現場で行うピッキング作業は、正確性とスピードの両立が求められます。そのためには標準作業を整理した「マニュアル」が欠かせないものの、人やモノが絶えず動く現場では定着しづらく、個人の判断や経験に依存してしまうケースも少なくありません。
そこで本記事ではピッキングマニュアルに記載する項目や作成手順、効率化を実現している物流企業の事例など、現場で使われるマニュアル整備のポイントを詳しく解説します。また、倉庫業務のマニュアル作成経験のある筆者の観点も踏まえ、現場作業のマニュアルにありがちな課題やその解決策も併せてご提案しています。
ただ、マニュアル作成とあわせてピッキング作業そのものの「仕組み化」も重要です。個人の「注意」や「再教育」に頼るだけでは、ピッキングミスを根本からなくすことは難しいからです。
ピッキングミスの原因分析から標準化の進め方、そして現場教育の成功事例までを詳しくまとめた資料を以下で紹介しています。是非本記事と併せてご覧ください。
>>誤出荷ゼロへ!ヒューマンエラーによるピッキング作業ミスをなくす具体的な対策と改善事例を見る
目次
ピッキング作業とは?基礎知識と作業方式をおさらい
ピッキング作業とは、倉庫や物流センター内で出荷する商品を取り出す作業のことです。顧客からの注文を受けて作成される出荷指示書(ピッキングリスト)に基づき、リストに記載された商品を迅速かつ正確に集めることが求められます。
主な作業方式として「シングルピッキング」と「トータルピッキング」があり、倉庫の規模や出荷量、商品の特性、作業環境などさまざまな条件を考慮し最適な方法が選択されます。
シングルピッキング(摘み取り方式)
シングルピッキングとは、出荷指示(オーダー)ごとに必要な商品を集めて回る手法です。1件の注文を完結させてから次の注文へ移るため、作業の進捗が把握しやすく、工程がシンプルなためミスを最小限に抑えられるのが特徴です。
一方で、注文数が増えるほど同一経路を何度も往復することになり、移動距離の増大による作業効率の低下が課題となります。
▼シングルピッキングが向いている現場▼
- 出荷件数が比較的少なく、オーダーごとの正確性が優先される現場
- 取り扱うSKU(商品種別)が膨大で、一括ピックアップが困難な現場
- 高額商品など、検品と連動して慎重な取り扱いが求められる現場
トータルピッキング(種まき方式)
トータルピッキングとは、複数の出荷指示分を合算して一括で取り出し、その後に配送先ごとに仕分ける手法です。同じロケーションへの訪問を1回に集約できるため広大な倉庫でも移動のムダを劇的に削減でき、高いピッキング効率を実現できます。
ただし、ピック後に「仕分け」という別工程が発生するため作業スペースの確保が必要になるほか、仕分けミスを防止するための仕組みづくりが重要となります。
▼トータルピッキングが向いている現場▼
- 出荷件数が非常に多く、移動効率の最大化が求められる現場
- 取り扱う商品種別が限定されており、仕分け作業が煩雑にならない現場
- 作業のスピード向上を最優先し、大量のオーダーを短時間で捌く必要がある現場
ピッキング作業におけるマニュアルの重要性
従業員が個々の判断でピッキングを行うと作業スピードのばらつきや誤出荷を招き、物流品質と顧客満足度の低下に直結します。そこで重要となるのが、標準的な手順や共通のルールを明文化した「ピッキングマニュアル」です。
マニュアルは経験の有無に関わらず「誰もが正確に作業を遂行するための基準」であり、安定した出荷体制を維持するための不可欠なガイドラインとなります。ここでは、ピッキング作業においてマニュアルが重要な理由を3つご紹介します。
関連資料:【すぐに使える4種類のサンプル付き】物流・倉庫作業のマニュアル作成ガイドブック
標準作業の共有と現場への定着
マニュアルを整備する最大の目的は、現場全体で「守るべき正しい手順」を共有し、定着させることにあります。ピッキングは個人の経験や「慣れ」に依存しやすく、自己流の進め方が定着してしまいがちな業務です。
手順やルールを明文化しておくことで、従業員は共通の基準に沿って迷いなく動けるようになります。マニュアルという「確かな拠り所」があることで、組織全体の動きを一つに揃えることが可能になるといえるでしょう。
ピッキングミスの防止
ピッキング工程で頻発する「商品違い」や「数量違い」といったミスは、作業手順が統一されていない現場ほど起こりやすくなります。こうしたヒューマンエラーの多くは、標準作業が徹底されていないことが原因です。
マニュアルに従った確実な手順を全員が遂行する体制を整えることで、不注意によるミスを大幅に抑制できます。標準化されたプロセスは、個人の注意だけに頼らない強力なミス防止策となります。
関連資料:誤出荷ゼロへ!ヒューマンエラーによるピッキング作業ミスをなくす具体的な対策と改善事例
作業効率と品質の安定化
標準作業を遵守することで、作業のムダ(不要な動き)やムラ(品質の差)が排除され、安定したパフォーマンスを発揮できるようになります。担当者によって精度やスピードが左右されないため、誰が作業しても一定の出荷品質を担保できます。
また、業務が標準化されていれば急な欠員や担当変更が発生した際もスムーズに引き継ぎが行えます。属人化を解消することで業務の停滞を防ぎ、組織としての柔軟性と持続可能性を高めることができます。
関連資料:物流現場の作業品質が安定しない理由と品質のばらつきを無くす対策
ピッキングマニュアルに盛り込むべき項目例
正確で効率的なピッキングを行うには、作業に必要な情報を漏れなく整理してマニュアルに盛り込むことが重要です。ここでは、ピッキングマニュアルに記載すべき主な項目についてまとめています。
また、ピッキング作業や入荷検品・出荷・フォークリフトなど、すぐに活用できる4種類のマニュアルテンプレートをご用意しています。
テンプレートを使えばマニュアルの構成やレイアウトで悩む必要がなく、作成時間の短縮にもつながります。「マニュアルを効率的に作りたい」「参考になるサンプルを見たい」という方は、是非以下のリンクからダウンロードしてご活用ください。
>>「【すぐに使える4種類のサンプル付き】物流・倉庫作業のマニュアル作成ガイドブック」をダウンロードする
倉庫配置図
倉庫内で迷わず作業できるよう倉庫配置図を作成し、以下の項目について色分けやアイコンを使ってわかりやすく記載します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 棚番号 | 商品ロケーションと紐づけている棚番号を記載する |
| 台車置き場 | ピッキング時に使用する台車の保管場所を明示する |
| ピッキングリスト置き場 | 従業員が参照する出荷指示書の保管場所を明示する |
| ピッキング済み商品の仮置き場 | ピッキング後、仕分けや出荷前に一時的に商品を置くスペースを明示する |
| 出荷できない商品の置き場 | サンプル品・不良品・返品商品などの出荷不可商品を区別する |
ピッキングリストの確認方法
正確なピッキング作業を行うには、出荷指示書に書かれている内容を正しく理解することが求められます。出荷指示に必要な下記の項目を記載し、サンプルを用いてピッキングリストの読み方を説明しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品コード | 商品を特定する管理コード(SKUやJANコードなど) |
| 商品名 | 商品の正式な名称 |
| 数量 | 出荷する商品の数量 |
| ロケーション | 倉庫内で商品を保管している場所(棚番号/エリア番号など) |
| ロット番号 | 製造ロットを特定・管理するための識別番号 |
| 発行日 | ピッキングリストが発行された日付 |
ピッキング作業の手順
ピッキング作業の手順を明確化し、後工程での仕分けルールも具体的に示します。文章だけではなく、実際の倉庫内の写真やフローチャートを用いて説明しましょう。また、倉庫内の回り方や台車への積み方など、効率的に作業を行うコツや意識すべきポイントなども併せて記載します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シングルピッキング | 出荷指示ごとに商品をピックアップする方法 |
| トータルピッキング | 複数の出荷指示商品をまとめてピックアップする方法 |
| 仕分け作業 | トータルピッキング後の仕分け工程出荷先ごとに仕分けや数量確認を行う |
ハンディターミナルの使用方法
ピッキング時に使用するハンディターミナルの操作方法を記載します。実際の画面キャプチャや操作例を入れることで、初心者でも迷わず直感的に扱えるようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 操作手順 | ツールの起動からログイン、バーコードスキャン、データ保存までの流れをキャプチャに沿って説明する |
| エラー時の対応 | 規格違いや数量超過などのエラー表示例を図解で示し、発生した場合の対応方法まで記載する |
注意事項
従業員が安全に作業を行えるよう、現場で守るべき安全ルールや商品の取り扱いについて記載します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 安全ルール | 安全靴や手袋の着用、脚立使用時の注意点、5Sの徹底など、倉庫内での事故や災害を防止するための安全行動を明示する |
| 商品の取り扱い | 重量物や危険物の取り扱い、温度管理商品の保管方法、出荷不可商品の明示など、従業員が遵守すべきルールや判断基準を明示する |
ピッキングマニュアルの作成手順
マニュアルを作成する際は、実務に即した実践的な内容で、従業員が迷わず作業できるように整備することが求められます。具体的な作成手順は次の通りです。
【1】作業手順を標準化する
まずは現行の作業内容をすべて洗い出し、作業時の基準や手順を一つひとつ整理していきます。その中で無駄な動作や工程があれば取り除き、従業員が最も効率的かつ安全に作業できる手順に統一します。
こうした作業の標準化は、マニュアルを作成する前に必ず行わなければなりません。現場の担当者にもヒアリングし、作業の現状や課題を把握したうえで、現場に即した標準作業を整えることが重要です。
関連資料:“伝わらない”“属人化している”カンコツ作業を標準化する最適解
【2】マニュアルのフォーマットを決める
次に、どのようなフォーマットでマニュアルを作成するか、現場での実用性や利用シーンを踏まえて決定します。マニュアルに活用できるフォーマットやツールには以下のようなものがあります。
| フォーマット | ・動画 ・文書 ・フローチャート |
| ツール | ・マニュアル作成ツール ・Excel/Googleスプレッドシート ・Word/Googleドキュメント ・PowerPoint/Googleスライド |
【無料DL可】倉庫作業手順書のテンプレート
現場改善ラボではピッキング作業や入荷検品・出荷・フォークリフトなど、すぐに活用できる4種類のマニュアルテンプレートをご用意しています。

テンプレートを使えばマニュアルの構成やレイアウトで悩む必要がなく、作成時間の短縮にもつながります。「マニュアルを効率的に作りたい」「参考になるサンプルを見たい」という方は、是非以下のリンクからダウンロードしてご活用ください。
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【3】マニュアルの構成を作成する
先述の【ピッキングマニュアルに盛り込むべき項目例】を参考に、マニュアルの章立てや項目を整理します。
このとき、全体の構成が固まった段階で現場担当者や管理者からレビューを受け、現場との整合性を確認しておくのが望ましいでしょう。これにより現場運用とのギャップを避けつつ、実務に即したマニュアルを整備することができます。
【4】構成に沿って内容を具体化する
レビュー内容を反映させた構成に沿って、具体的な作業手順や確認事項などを記載していきます。
ここで重要なのは、マニュアルの対象が誰であるかを意識し、そのレベルに合わせた表現方法を用いることです。基本的にマニュアルを作成する人は経験豊富なベテランが多く、専門用語や業界用語を多用したり、作業手順の一部を省略してしまったりと、初心者には理解しづらい内容になりがちです。「初めて作業する人でも理解できるか」を基準に、経験を問わず誰でも再現できる内容を意識することが求められます。
そこで有効なのが、手順を映像で示す「動画」の活用です。実作業を撮影した動画であれば、作業者の目線や手の動き、注意点といった重要なポイントを直感的に理解でき、「どう動けばよいか」が一目で伝わります。マニュアルを補完する形で動画を併用することで経験の浅い従業員でも作業イメージを持ちやすくなり、教育のばらつきや判断のズレを抑えられます。
例として、実際のマニュアル例をお見せします。
▼包装作業を動画マニュアル化したサンプル動画▼
※現場従業員が「tebiki現場教育」で作成
ピッキングのコツや発生しがちなミスなどを動画マニュアルにまとめ、視聴できる環境を整えて置くことで、作業標準化が図れるでしょう。このように物流業界では、様々なシーンで動画マニュアルの活用が進んでいます。
マニュアルを動画化している事例や効果、実際のサンプル動画については以下の資料内で詳しく展開しているため、是非ご覧ください。
>>実際に業務で使われている動画マニュアルのサンプル集を見る
【5】マニュアルを運用する
作成したマニュアルはピッキング担当者や管理者の確認を経て、実際の現場で運用を開始します。
マニュアルは作って終わりではなく、現場での運用を通じて常にブラッシュアップしていくものです。従業員がマニュアルを正しく理解しているか、標準作業を徹底できているかを確認するとともに、「ここがわかりにくい」「別の表現に変えるべき」といった現場の意見や改善点を収集し、定期的に内容の見直しを行うことが大切です。
物流業務のマニュアルにありがちな3つの課題
丁寧に作り込んだマニュアルを整備しても、現場で運用していく過程でいくつかの壁に突き当たり、活用されなくなってしまうケースが多々あります。
ここでは、マニュアルが定着しない物流現場で見られる主な課題を3つご紹介します。
- 内容の更新が滞り情報が形骸化している
- 文章中心の構成で直感的な理解が難しい
- 情報の検索性が低く必要な項目に辿り着けない
なぜマニュアルが現場で形骸化してしまうのか、その構造的な原因を整理したうえで「使われる」マニュアル整備のポイントを本記事の他以下の資料でも詳しく解説しています。
>>カンコツが伝わる! 『現場で使われる』作業手順書のポイントを見る
内容の更新が滞り情報が形骸化している
マニュアルは作成して終わりではなく、現場の変化や改善に合わせて常にアップデートし続ける必要があります。しかし、多忙な日常業務の中では更新作業が後回しになりがちで、気づけば「マニュアルの内容」と「実際の手順」が大きく乖離していることが珍しくありません。
実態と異なるマニュアルは役に立たないばかりか従業員に誤った手順を強いてしまい、現場の混乱や品質低下を招くリスク要因となってしまいます。
文章中心の構成で直感的な理解が難しい
文字ばかりが並ぶマニュアルは、特に新人や経験の浅い従業員にとって理解のハードルが高く、現場で敬遠される原因となります。物流現場の「動き」を長文で説明されても、具体的イメージが湧きにくいためです。
作業中に不明点が生じても複雑な文章を読み解く時間がなければ、結局は「自分の判断」で進めてしまうことになります。結果として自己流の作業が蔓延し、標準化が崩れるきっかけを作ってしまいます。
情報の検索性が低く、必要な項目に辿り着けない
マニュアル内の情報が整理されておらず、知りたい情報がどこにあるのか直感的にわからない点も大きな課題です。検索機能が不十分で必要な項目を探し出すのに手間取ると、従業員にとってマニュアルを開くこと自体が「タイムロスの原因」になってしまいます。
一分一秒を争う忙しい現場において、この検索性の低さは致命的です。結果として「探すより誰かに聞いたほうが早い」という状況を生み、マニュアルは次第に存在意義を失っていきます。
これらの課題を解消するには、現場で作業を行う従業員の目線からマニュアルの構成や内容を見直すことが重要です。現場で使われるマニュアルを整備するコツについて、次章で詳しく解説します。
現場で活用されるマニュアルづくりのコツ
マニュアルの真の価値は作成することではなく、ピッキング作業をはじめとする現場業務で実際に活用されることです。ここでは特にスピードと正確さが求められるピッキング作業において、実効性の高いマニュアルを構築するためのポイントを3つの視点で解説します。
- 現場目線で必要な情報だけを厳選・整理する
- 一目で理解できるマニュアルづくりを意識する
- 必要な情報にすぐにアクセスできる仕組みをつくる
現場目線で必要な情報だけを厳選・整理する
マニュアルを作成する際は、まず「現場で必要とされる情報は何か」を明確にすることが大切です。網羅性を重視して情報を詰め込みすぎると、ピッキング中の限られた時間では必要な情報を取捨選択できません。倉庫内の配置図や具体的な作業手順、効率的にピッキングを行うコツなど、日々の現場作業に直結する内容に絞り込むことが求められます。
▼ピッキングマニュアルに記載すべき情報の例▼
| 作業フローと判断基準 | 効率的な巡回ルート、類似商品の見分け方、欠品・破損時の報告手順など現場での「判断」を助ける情報 |
| 品質維持のための注意点 | 商品ごとの正しい持ち上げ方、荷崩れを防ぐ積み方のコツ、梱包時の緩衝材の配置など品質を左右する身体的な動作 |
| 安全管理とルール | フォークリフトとの交差ポイントでの一時停止、重量物の取り扱い制限、緊急時の連絡先など安全確保に直結する規則 |
関連記事:ピッキング作業のコツ8選!作業スピード・正確性向上に向けた効率化のポイント
また、マニュアルの形骸化を防ぐために更新ルールを明確にし、常に最新の情報を参照できる状態にすることが重要です。現場担当者の協力を得ながら、作業の変更点や改善点を適宜反映させ、情報の正確性と実用性を維持することが望まれます。
一目で理解できるマニュアルづくりを意識する
現場で活用されるマニュアルは「一目で理解できる内容」であり、文章よりも視覚的な情報を多用することがポイントとなります。特に物流現場では新人や単発バイト、外国人スタッフなど多様な人材が働いているため、長文を読み込まなくてもパッと見て直感的に理解できるマニュアルが重宝されます。
▼視覚的にわかりやすいマニュアル作りのポイント▼
| 簡潔な箇条書きでの説明 | 「棚の奥まで確認」「スキャン後に箱へ」など、アクションを短文で表記。作業の手を止めずに次の動作を指示できる |
| 重要ポイントの色分け | 類似商品の誤ピック注意や数量間違い厳禁など、特にミスが起きやすい箇所を色付け。視覚的な強調で注意喚起を促す |
| 写真・図解・フローチャートの活用 | 文字では伝わりにくい商品の外観や作業の流れを可視化。言葉の壁を越えて、誰でも「正しい状態」を瞬時に判断できる |
こうした視覚的工夫の中でも、特に高い効果を発揮するのが「動画」の活用です。 ピッキング作業における絶妙な力加減や、効率的な身体の動かし方といった「ベテランの勘・コツ」は、静止画や文字だけで伝えるには限界があります。実際の作業風景を短時間の動画にまとめることで、言語の壁や経験の差を超え、まるで横で指導を受けているかのような直感的な理解を促すことが可能になります。
例として、梱包手順を動画化したサンプルをお見せします。
※「tebiki現場教育」で作成
複雑な作業も動画なら見たままに伝えられるほか、短時間で多くの情報を効率的に伝達できる点も大きなメリットです。加えて動画という「お手本」を示すことで、誰でもピッキング作業を正確に行えるようになります。
動画マニュアルの活用効果や実際のサンプル動画について詳しく知りたい方は、以下のリンクから別紙のガイドブックをご覧ください。
>>物流業界の課題を解決!動画マニュアル活用のメリットや実際の事例を見る
必要な情報にすぐにアクセスできる仕組みをつくる
ピッキング作業中は商品を取り出すために倉庫内を動き回っているため、不明点が生じた際にその場ですぐに確認できるかどうかも重要な観点です。理想は「現場作業の流れを妨げずに情報を取得できる状態」で、具体的には以下のような方法が挙げられます。
- マニュアル内の目次や検索機能を最適化する(カテゴリ分け/略語・略称への対応など)
- 現場端末(スマートフォンやタブレット)から直接アクセスできるデジタルマニュアルを整備する
- 商品棚や作業台に貼り付けたQRコードから該当ページにアクセスできるようにする
これまで述べてきたような仕組みやマニュアルは、どのように整備すべきでしょうか?次章では、これらの実現に役立つおすすめのマニュアルツールについてご紹介します。
現場作業の定着には「動画マニュアル」がおすすめ
紙のマニュアルでは「動き」を伴う作業手順が理解しにくく、物流業務においては活用されづらいのが現状です。そこで有効なのが、実際の動作を撮影・編集した「動画マニュアル」の整備です。動画なら作業の流れや注意点を直感的に理解し、文章だけではわかりづらい「動き」をそのまま再現できるようになります。
例として、流通加工作業を動画化したサンプルをお見せします。
これは現場作業に特化した動画マニュアルツール「tebiki現場教育」で作成しています。その名の通り「現場の教育」に必要な機能を厳選しているため、撮影や編集に慣れていない現場担当者もかんたんに動画マニュアルを作成できます。
また、tebiki現場教育はただ動画マニュアルを作成できるだけでなく、以下の機能も搭載されています。
| 自動文字起こし機能 | 動画内の音声を自動でテキスト化!誤字や言い回しを少し修正するだけで、手間なく字幕付きのマニュアルが完成します |
| 自動翻訳機能 | ボタンをタップするだけで、100か国語以上の言語に翻訳可能!外国人スタッフの理解を促進します |
| テスト機能 | テストで理解度を可視化!自己採点で学びを定着させます |
| レポート機能 | 誰が・いつ・何を見たかがわかり、教育の抜け漏れを防げます |
現場ノウハウの定着からスキルの可視化まで行える「tebiki現場教育」の詳細は以下の資料をご覧ください。
>>現場作業の定着に役立つ機能が搭載!動画マニュアル「tebiki現場教育」の資料を見る
動画マニュアルでピッキング作業を効率化している企業事例
実際に動画マニュアル(tebiki現場教育)を導入し、ピッキング作業の効率化につなげた事例をご紹介します。
その他の事例についても詳しく参照されたい方は、以下のリンクから別紙の資料をご覧ください。
>>ピッキング作業の標準化に動画マニュアルを活用している事例をもっと見る
ソニテック株式会社
最初にご紹介するのは、新築戸建て住宅に使用される建築副資材を提供する事業を展開しているソニテック株式会社の事例です。
| 課題 | tebiki現場教育導入後の効果 |
|---|---|
| ・マンツーマン指導の工数が膨大 ・作業品質にバラつきが生じる | ・マンツーマン指導の工数が大幅に削減 ・均質化された同じ教育を受けるので業務の標準化に繋がった |
多様なピッキング作業の習得には実践的な教育が不可欠であるものの、同社ではマンツーマンの新人教育を3か月かけて行っており、教える側・教わる側双方に大きな負担がかかっているという課題を抱えていました。
そこで取り入れたのが、作業手順を直感的に理解できる「動画マニュアル」(tebiki現場教育)です。従来のマンツーマン指導から動画を活用した教育へシフトした結果、教育にかかっていたリソースが大幅に削減され、業務全体の効率化につながっているといいます。また、tebikiはQRコードをスキャンするだけで必要な情報がすぐに表示されるため、経験の浅い従業員も安心して作業できているそうです。
同社が活用した動画マニュアルについて詳しく知りたい方は、以下のリンクから別紙の資料をご覧ください。
>>同社が活用した動画マニュアル「tebiki現場教育」の機能詳細や事例をもっと見たい方はこちらをクリック!
株式会社ジェイ・メイト
次にご紹介するのは、スーパーの店舗配送を行う物流センターである株式会社ジェイ・メイトの事例です。
| 課題 | tebiki現場教育導入後の効果 |
|---|---|
| ・仕分けミスが多い ・正しい手順を徹底させるための教育が不十分 | ・仕分けミスの半減 ・新人訓練期間の短縮 |
24時間稼働の同社では、勤務時間のズレや言語の壁、指導内容の属人化などによって人的ミスを減らすための教育体制が十分に整っておらず、正しい手順の徹底が課題となっていました。
こうした課題に対し、同社が取り入れたのが動画マニュアル「tebiki現場教育」です。OJTの内容をそのまま撮影し、動画を通じて「正しい手順」と「間違った手順」を認識させる教育を行った結果、ミス発生率を従来の半分にまで減らすことに成功しました。外国人スタッフには自動翻訳された字幕を見せており、言葉の壁を超えて全員に同じ基準で教育できる体制も整っています。
同社が活用した動画マニュアルについて詳しく知りたい方は、以下のリンクから別紙の資料をご覧ください。
>>同社が活用した動画マニュアル「tebiki現場教育」の機能詳細や事例をもっと見たい方はこちらをクリック!
まとめ
ピッキング作業の精度向上にマニュアルは欠かせないものの、文章中心の内容では理解しにくいうえ、更新が滞ると内容が形骸化し、現場に定着しづらいという課題があります。そこで効果的なのが、現場の動きをそのまま示せる「動画マニュアル」です。ピッキング作業の標準的な手順や注意事項を動画で見せることで、経験の浅い新人や外国人スタッフも短期間で再現できるようになります。
なかでも、現場作業に特化した動画マニュアル「tebiki現場教育」は、誰でもかんたんにマニュアルを作成できるシンプルな設計で、標準作業の定着を強力に後押しするツールです。tebikiの詳しい機能や活用事例をまとめた資料をご用意していますので、マニュアルの整備・運用面での課題を抱えている方は是非ご参照ください。











